乳がんで入院するとき、何を持っていけばいいんだろう?と迷っていませんか?
病院からもらった持ち物リストは持っていったけれど、実際に入院してみると「これを持ってくればよかった…」と思うものが意外にあります。
ちょっとしたアイテムが入院生活を快適にしてくれることも。
今回は、私が実際に乳がん手術で入院したときに持ってきて正解だった!と感じたアイテムを9つ紹介します。
あくまで私個人の体験なので、病院によっては必要なかったり、持ち込みができなかったりするものもあるかもしれません。
これから入院を控えている方の準備に、少しでも役立ててもらえたらうれしいです。
乳がん入院で持っていってよかったもの9選

先に結論からお伝えします。入院中に役立ったのはこの9つです。
| 持ち物 | 便利だった理由 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 前開き下着 | 着替えやすい・退院後も使える | ★★★★★ |
| クッション | 姿勢が楽になる | ★★★★☆ |
| 薄手のパーカーなどの上着 | 温度調節・パジャマ隠し | ★★★★☆ |
| 保温できる水筒(ボトル) | 温かい飲み物を飲める | ★★★☆☆ |
| S字フック | ベッド周りの整理 | ★★★★★ |
| 耳栓 | 物音・いびき対策 | ★★★★☆ |
| Bluetoothイヤホン | 音楽・動画を楽しめる | ★★★★☆ |
| スマートフォン充電器 (コードが長いもの) | ベッドでスマホを使える | ★★★★★ |
| 本 | 待ち時間の気分転換 | ★★★☆☆ |
どれもなくてもなんとかなるけれどあると便利という、入院生活ならではの不便を解消してくれるアイテムです。
ここから、それぞれなぜ持っていってよかったのか、詳しく紹介します。
乳がん手術で3泊4日の入院を経験
私は乳がん手術のため、3泊4日入院しました。入院が決まったときは、正直なところパジャマと歯ブラシと着替えがあればなんとかなるだろう、と軽く考えていました。
ところが、実際に病室で過ごしてみると、普段の生活では気にならないような小さな不便がたくさんあったのです。
たとえば、
- スマホを充電したいけれど、コンセントまでコードが届かない
- 同室の方のいびきが気になって眠れない
- ベッド周りに小物を置く場所がない
など。
反対に、「一応持っていこう」と何となくバッグに入れたS字フックや保温できる水筒(ボトル)が、想像以上に大活躍してくれました。
病院の持ち物リストには載っていないけれど、実際に入院してみて便利だったもの。
今回はそんなアイテムを紹介します。
手術当日や入院中の詳しい経過はこちら

それぞれの持ち物を詳しく紹介

アイテムごとに持っていって便利だった理由を紹介します。入院準備の参考にしてくださいね。
前開きの下着(カップ付きインナー)
私が持っていってよかったと感じたもののひとつが、前開きタイプの下着(カップ付きインナー)です。
点滴や心電図モニターなどを付けているときでも、頭からかぶらずに着脱できるのが大きなメリット。
入院中は診察や検査などで、服を脱いだり着たりする場面があります。
そんなとき、ボタンやホックで前が開くタイプの下着は着替えの負担を減らせるのでおすすめです。
また、退院後もしばらくは傷口を保護したり痛みがあったりして、ワイヤー入りのブラジャーをつけるのが難しい場合があります。
腕を上げにくくなることもあるので、前開きタイプの下着は退院後にも重宝します。
私は、インターネットで乳がん用の前開き下着(カップ付きのタンクトップ)を4枚購入しました。退院後の検診でも使えて、とても便利でした。
乳がん用のものでなくても前開きで着脱しやすいタイプなら使いやすいと思います。
クッション
クッションなんて必要?と思うかもしれませんが、私には意外に役立ちました。
病院の椅子や枕が、必ずしも自分の体に合うとは限りません。
手術後の傷口をかばう姿勢をとるときや長時間座っているときに、クッションがあると体が少し楽になります。
私は、本を読んだりYouTubeを見たりするときに、クッションを背中に置いて姿勢を支えていました。
また、手術後は身動きが取りにくく背中が猛烈に痛かったときもあり、クッションを入れてもらって横向きにしてもらいました。
あると便利かな?くらいの気持ちで持っていったクッションでしたが、結果的には持っていってよかったです。
ただし、クッションはかなりかさばります。荷物をできるだけ減らしたい方は、無理に持っていかなくてもいいかもしれません。
薄手のパーカーなどの上着
薄手のパーカーなど、さっと羽織れる上着も便利でした。
病室は空調で温度が管理されていますが、体感温度は人それぞれ。
暑ければすぐ脱げて、寒ければすぐ羽織れる薄手の上着があると、温度調節がしやすくなります。
私が入院したのは9月で、外はまだ半袖で過ごせる時期でした。
暑い時期ですが、病院の中は冷房が効いていて少し冷えたんです。
院内のコンビニへ行くときや、検査に行くときにも重宝しました。
外来の患者さんがいる時間帯に検査を受けに行くことがあり、周りの人は普段着なのに自分だけパジャマ姿なのが恥ずかしかったんです。
パーカーを羽織れば、パジャマ姿を少し隠せるので助かりました。もちろん全部隠せるわけではありません。
季節によっては、薄手ではなく少し厚めの上着のほうがよいかもしれません。
保温できる水筒(ボトル)
これは個人的にかなり重宝したアイテムです。
というのも、私はおなかが弱く、夏でも温かい飲み物を飲むことが多いからです。
私が入院した病院には給湯室があり、自由にお湯を入れられました。
そのため、温かい飲み物を飲みたいときに保温できる水筒がとても役立ちました。
ただし、給湯室があるかどうか、患者さんが利用できるかどうかは病院によって違います。
入院する病院の設備やルールを確認しておくと安心です。
冷たい飲み物があればOKという方なら、ペットボトルにストローを付けるほうが使いやすいと思います。
自分の好みや病院の環境に合わせて選んでくださいね。
S字フック
地味ですが、かなり便利だったのがS字フックです。
ベッド柵にポーチやビニール袋などを引っ掛けておくと、ちょっとした小物の置き場所に困りません。
ベッド周りはスペースが限られているので、吊るす収納ができるS字フックがあると便利です。
100均でも購入できるので、何個か用意しておくといいと思います。
私はバッグインバッグ(バッグの中を整理するための仕切り付きポーチ)に、眼鏡やBluetoothイヤホン、耳栓などの細かいものを入れて、S字フックでベッド周りに吊るしていました。
手術後は動きにくい時間があるので、必要なものをまとめて吊るしておくと、手を伸ばしてすぐに取り出せます。
ベッド周りは気づくとすぐごちゃごちゃになるので、個人的にはかなりおすすめです。
※S字フックを使用できる場所は病院によって異なるため、使用前に確認してくださいね。
耳栓
大部屋に入院する場合、他の患者さんの物音やいびき、夜間の巡回などが気になる場合があります。
そんなときに役立ったのが耳栓です。耳栓をひとつ持っているだけでも、周囲の音が気になりにくくなりました。
私は100均の耳栓を使いましたが、完全に音を遮断するわけではありません。
あまり静かになりすぎるのも不安なので、私にはちょうどよかったです。
耳の形によって合う・合わないがあるので、自分の耳に合ったものを選んでおくと安心です。
Bluetoothイヤホン
Bluetoothイヤホンも持っていってよかったもののひとつです。
コード付きのイヤホンだと、寝返りを打ったときに絡まったり引っ張られたりして、地味にストレスになります。
Bluetoothイヤホンならコードが絡まる心配がなく使いやすいです。
動画や音楽を楽しむときにも、周りを気にせず自分の時間を過ごせます。
特に大部屋では、周りの患者さんへの配慮も必要ですよね。
私は好きなアーティストの応援ソングを聴いて、励まされていました。
入院中は不安になることもありましたが、好きな音楽を聴く時間が私にとって大切な気分転換になりました。
スマートフォン充電器(コードが長いもの)
スマートフォンの充電器は、コードが長めのものがおすすめです。
病室のコンセントとベッドの位置は、必ずしも近いとは限りません。
普段使っている短いコードだと、「充電はできるけど、充電しながらスマートフォンを操作できない」ということがあります。
私が入院した病室は、ベッドのすぐ上にコンセントがありました。
コードが短いと充電しながらスマートフォンを使えませんでした。
長めのコードを持っていったおかげで、ベッドに横になったままスマートフォンを操作できて大正解。
特に手術後は身動きが取りにくかったので、充電しながらスマートフォンを使えるのはとても助かりました。
入院中はLINEなどで連絡が入ることもあるので、スマートフォンをすぐ使える状態にしておけると安心です。
もし自宅に長めの充電コードがあるなら、入院バッグに入れておくことをおすすめします。
本
検査の待ち時間や点滴中など、入院生活には案外暇な時間があります。
スマートフォンで動画を見るのもいいですが、私は飽きてしまいます。
そんなときに、本が1冊あるといい気分転換になりました。

西加奈子さんの『くもをさがす』
当時、とても注目されていた作品です。西さん自身の乳がん体験を通し、人生を考えるきっかけになるような本です。
手術を控えて不安な気持ちでいっぱいだった私にとって、この本は大きな支えになりました。
手術当日に読んで、怖いけれど頑張ろうと思えたことを覚えています。
入院中は気持ちが落ち込むこともあるので、好きな本や心が落ち着くものを1冊持っていくのもいいと思います。
まとめ
入院中は、普段の生活では気づかない小さな不便がたくさん出てきます。
今回紹介した9つのアイテムは、なくても入院できるけどあると快適になるものばかりです。
ただし、必要なものや持ちこめるものは病院によって異なります。
病院によって持ちこめないものや、最初から用意されているものもあるので、まずは入院時にもらう案内を確認してくださいね。
そのうえで、これがあると快適に過ごせそうと思う持ち物をプラスするのがおすすめです。
これから乳がんの入院を控えている方の参考になればうれしいです。
あなたの入院生活が少しでも快適になりますように。

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