乳がんの検査を受けたあと、多くの人が一番つらいと感じるのが結果を待つ時間ではないでしょうか。
検査が終わっても、結果がわかるまでは不安や恐怖が頭から離れず、落ち着かない日々が続くこともあります。
この記事では、私自身の体験をもとに、検査結果を待つ間の心境や、診断を聞くときの心の準備、そして医師から受けた言葉についてお伝えします。
同じように不安を感じている方にとって、少しでも心が軽くなるきっかけになればうれしいです。
結果待ちの不安―医師の説明と心の準備

検査の結果を待つ時間はとても不安で苦しく感じることもありますよね。
乳がんの検査は以下のように段階があります。
- マンモグラフィーやエコー検査など、がんがあるかを調べる検査
- 針生検でのがんの確定やステージ・性質などの細かい検査
- MRIから手術に必要な検査までの最終的なステージや治療方針を決めるための検査
検査結果はすぐにわかるものもあれば時間がかかるものもあります。
検査結果を受け止めるのにも時間が必要です。
ここでは、検査結果を待つ時間の心境や心がまえ、医師に確認しておく事についてお伝えします。
検査結果を待つ時間――心の中はざわざわ
検査が終わってから、結果が出るまでの時間。それは、予想以上に長く落ち着かないものです。
私の場合、胸にしこりがあることがわかり、マンモグラフィとエコー検査の後、組織診(針生検)を受けました。
マンモグラフィとエコー検査の結果を見て「良性か悪性かはフィフティフィフティかな。」と医師からは言われました。
検査が終わってほっとした反面、結果を聞くのが怖いという不安が広がり、苦しかったのを覚えています。
針生検の検査結果は3週間ほどかかります。検査結果を待つ間ふとした瞬間に、もし悪い結果だったらどうしようと考えてしまい、気持ちがざわつく。
特に夜、ひとりになると不安が膨らみなかなか眠れなかったこともあります。
そんなときは、「不安になるのは自然なこと」と自分に言い聞かせて好きな音楽を流したり、温かいお茶を淹れたりして、気持ちを落ち着けるようにしていました。
無理に不安を消そうとするよりも、「今私は不安なんだ」と認めてあげることが、少しだけ心を軽くしてくれた気がします。
あなたの不安な気持ちをご自身で受け止めてあげてくださいね。
もし、不安に押しつぶされそうになったら信頼できる人や家族に打ち明けましょう。決して一人で抱え込まないでくださいね。
検査結果を聞いたときの気持ちと受け入れるまでの過程
検査結果を聞きに行った時、待合室で緊張しすぎて手がずっと震えていました。
診察室のドアをノックするその瞬間まで、心臓がバクバクしていたのを覚えています。
「何と言われるんだろう」「冷静でいられるかな」結果を聞くその場面は、きっと誰にとっても怖い時間だと思います。
私が医師に言われたこと。
「冷静に受け止められるわけがない。」
「今は取り乱してもいいんだよ。」
「最初は受け入れられなくても、時間の経過とともに病気と向き合う気持ちになってくるから、そのままの感情を受け入れて。」
たとえステージ1のがんであっても、がんはがん。怖いと思うのは当然のことです。受け入れるのには時間がかかります。
検査結果に動揺しても取り乱しても大丈夫。ゆっくり向き合っていきましょうね。
結果によって変わるこれから―~術式や治療方針の説明に備えよう~
乳がんと診断されても、すぐに「手術しましょう」と言われるわけではありません。
がんの広がりや性質、他の臓器への影響などを詳しく調べて、初めて治療方針が決まります。
私の場合、針生検の結果をもとに乳がんステージ1、ルミナルAと診断されました。
その後、MRIやCT・腫瘍マーカー・心電図などさまざまな検査を受け、最終的に乳房温存手術+放射線治療+ノルバデックス服用が選択されました。
検査や説明が続く中で、「私はがんと向き合っていくんだ」と実感が湧いてきたと同時に、心の整理が少しずつ進んだ気がします。
治療法を選ぶことは、命と生活のバランスを考えることでもあります。
術式や副作用・生活への影響・気持ちの持ちよう…。
一つひとつの説明を、自分のペースでしっかり受け止めていくことが大切だと感じました。
インターネットの体験談に振り回されないで

乳がんと診断されて不安な時に、ついついインターネットの体験談を検索していませんか?
私も、検査の結果を待っている時期から体験談を調べまくっていました。
ある検査をした際、怖がる私に医師から言われたことがあります。
「もしかして、インターネットの体験談を見ていませんか?」
そういわれてとてもびっくりしたのですが、「インターネットの体験談は、経過が複雑な方や治療が大変だった方の内容が多くなりがちです。」
「どうしてもドラマチックな内容の方が読まれやすいので、あなたのように比較的安定しているケースだと、かえって不安になってしまうかもしれませんよ。」とおっしゃったのです。
その言葉にハッとしました。もちろん、どんな経過であっても、それぞれの大切な体験には違いありません。
しかし、自分の今の状況に合った情報を正確に把握することが、いちばん安心につながると気づいたのです。
不安になりついインターネットを検索してしまう気持ちはわかりますが、かえって不安感が増してしまうこともあります。
気になることは主治医に相談するようにしましょう。
あくまでもインターネットの情報は参考程度にしましょうね。
がん相談支援センターに相談しよう

乳がんの診断を受け、医師からは乳がんの状態や治療方法などの詳しい説明を受けます。
手術や放射線治療・ホルモン剤の治療等、体に負担がかかる治療も多く不安は募るでしょう。
治療の不安・仕事の不安・家族に病気のことをどう打ち明けたらいいか…悩みは尽きません。
そんな時はがん相談支援センターに相談してみましょう。
がん相談支援センターでは、医師に聞きづらいことや仕事に関すること、様々な不安を相談できる場所です。
私は、がん相談支援センターで、子どもたちに病気のことをどう打ち明けたらいいか相談しました。
また、治療についての不安も相談したり、手術に向けて仕事を退職したので就労に関する相談をしたりしました。
いずれも専門の看護師さんやハローワークの方が来て丁寧にお話を聞いていただき、治療に向かう決意ができました。
患者さんだけでなくご家族の方も相談が出来るので、ぜひ利用してみましょう。
まとめ

乳がんの検査結果を待つ時間は、誰にとっても不安で落ち着かないものです。
「もしがんだったら…」と考えてしまうのは、とても自然なことだと思います。
私自身も、結果を待つ間は不安や恐怖でいっぱいでした。
けれど、医師や看護師、相談支援センターの方に支えてもらいながら少しずつ病気と向き合う気持ちを持てるようになりました。
診断を受けた直後は、すぐに受け入れられなくても大丈夫。
時間をかけながら、自分のペースで向き合っていけばいいのだと思います。
不安や疑問があるときは、一人で抱え込まず医師や専門の相談窓口に相談することも大切です。
この記事が、検査結果を待つ不安な時間を過ごしている方にとって、少しでも気持ちを落ち着かせる助けになれば幸いです。

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